まあいつものこと。
電話にでなかった翌日、恋人はきちんと電話をくれて、私は可愛くない態度で、でも話してるといろんなブロックががっちりと固まって、ああもうこれしかないんだよって思う。
最近さーくんに別段好かれているという感じがしない
と呟いたら
「失礼な奴だ。」
と呆れられた。
浮き沈みを何度繰り返しても
最後には結局あのひとのところで留まる。
***
ベランダにでると雨の匂い。
肌寒いこんな夜は、薄着して恋人とふとんにくるまって、ぐるぐるにからみあってずっと眠りたい。
恋人の体温だけしか知らなくていい。
あの細くてたよりない躯体を私だけが触れる。
ぬれる私の足の間も恋人だけが入ることを許される。
頭の中で恋人は、私だけを愛している。
誰よりも幸福で不幸だと思う。
電話にでなかった翌日、恋人はきちんと電話をくれて、私は可愛くない態度で、でも話してるといろんなブロックががっちりと固まって、ああもうこれしかないんだよって思う。
最近さーくんに別段好かれているという感じがしない
と呟いたら
「失礼な奴だ。」
と呆れられた。
浮き沈みを何度繰り返しても
最後には結局あのひとのところで留まる。
***
ベランダにでると雨の匂い。
肌寒いこんな夜は、薄着して恋人とふとんにくるまって、ぐるぐるにからみあってずっと眠りたい。
恋人の体温だけしか知らなくていい。
あの細くてたよりない躯体を私だけが触れる。
ぬれる私の足の間も恋人だけが入ることを許される。
頭の中で恋人は、私だけを愛している。
誰よりも幸福で不幸だと思う。
コメント