紙一重

2012年2月6日 恋愛
少し自信のなさそうなあの人に、呪詛のように愛を伝え続ける。
そんなに好かれるときらわれるのがこわいよ、と小さく呟いた。
おそらくあたしはあの人を追い詰めているのだ。
もっと私に捉われて、溺れてしまえばいいのに。

くるおしいほどにあいしているのだ、と、苦しそうに言っていた。
だからどうした。
もっと狂えばいい。苦しめばいい。

あたしは今までできなかったことをしているのよ。
愛情をなみなみと注いで、来るものはすべて受け止めて、
制限なんてないと思うこと。
肉親にだって絶対にできなかったことをしている。

終わりも限りもない、どんどん使ってやる。消費してやる。
そしてまた湧き出るものを愛する人にあげて、
愛する人からももらうのだ。


***


病みあがりだからえっちはがまんだね、
と2日間ねばったのだが、帰り際にうっかりと。
最後まで耐えきれなかったのはあたしだ。ごめんね。

性行為としてだけじゃなく、すごく大事だよねーといったら
「そりゃそうだよ。えっちするとすごく仲良くなれるしね」と恋人。
でも、やりすてっていう言葉もあるよ?と意地悪くいうと、
そんなことするやつの気が知れない…と悲しそうにする。
こんなに、こんなにすばらしいことなのに。


あたしがしてきたことをあらいざらいぶちまけたら、この人失神するかな。
思わず衝動的に言ってしまいそうになった。

許して欲しいから言いたくなるけれど、そんなのはずるい。
自分が楽になりたいだけだから。
抱えて生きていくしかないのだ。
じぶんをたいせつにする、の意味がやっとわかった。

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