うすぐもり

ブラックではないが洒落の通じない、古めかしい会社で働いている夫、ついに時差通勤と在宅勤務が言い渡されたらしい。
ウィルス関連で、ターミナル駅が最寄＆会社のビルで感染者が出たことからかなりびくびくしていたから、良かったーと思いつつ、昼ごはんめんどくせーなとか、平日に子どもが寝ている間の静かな一人の時間が…とか、勝手なことを考えている。

週に２回くらいは抱っこひもでスーパー、ドラッグストア、コンビニ、近所の公園…と気分展開のルーティーンをしていたけど、いよいよもって篭城だな。もしくは私だけ出るか。外気浴くらいしかしていないけど、子どもの発育には問題ないのかなぁ、とこれも不安だ。

せっかくはじめての春なのに、お宮参りもしていないし、初節句も見通し立たず。お食い初めを家でやるくらいかな。かわいそうだけど、まあいつでもできるっちゃできるし、何かあってからじゃ遅いもんな。
妊婦さんは不安だろうな。私だって出産のタイミングが少しずれていたら、立ち合い出産はできなかったかもしれない。インフルエンザ対策で面会制限かけるくらいの病院だったから。里帰りもしなくて良かった。こっちに帰れないし、夫も行けなかっただろう。

悲しいニュースと連日の曇天で気分が塞ぐけど、いま我が家では子どもが希望の光だ。毎日飲んで出して泣いて、たまにこちらに笑いかけてくれるこの丸々とした生き物が、家の中を照らしてくれる。


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あっという間に２か月過ぎた。手足がちぎりパン。
泣き声が大きくなって、ぐずってるときはへとへとになるけど、天井知らずのかわいさ。かわいい〜と言うとニコーと笑うので、こっちの言葉を理解してるんじゃないかと思っている。
初めての予防接種は、さすがに針を刺すときは顔を真っ赤にして泣いたけど、その後抱っこしてたら寝てた。病院のベッドに下ろしてからもすやすやと。良かった良かった。

ほとんど誰にも会わずに、この赤ちゃんのかわいい時期が過ぎていく。私と夫でめちゃくちゃかわいがらなきゃな、と思う。