12月までにはなんとか…と探し続け、やっと今日思いが実りました。

めちゃめちゃきれいな形のコート。ザ・定番なタイプだけど、素材も手触りも裏地も着た感じも理想どおり。うきうき。
恋人からもらった手袋もよく似合う。わーい。いっそう冬が好きになる。


＊＊＊


晩秋、11月というひとつきが暴力的に好きで、晴れている日は外に出て空を見上げながら歩いた。

結局恋人と一日も休みが合わせられなくて昼間にふたりで散歩することはできなかったけれど、夜のさむい帰り道、朝のつんと冴えた光を浴びることは今年もたくさんできてうれしい。

クリスマスやらなんやらの形式ばったイベントより、季節を一緒に感じて、いとしく思える日常を愛したい。ただ手をつないで歩くだけの、ふとんにもぐりこんでお互いの体温をむさぼるだけの、ふたりでいればなにもいらない時間。それがあればいいって思えることを、もっと増やしたい。

その貪欲さはまだ消えない。誰よりも恋人が好き。

恋人から連絡がなかった翌日の朝（きのう）、予想通り「寝てたよー、ごめん。」とメール。
しかし昨日の夜、またしてもお店が終わって家に着いてるはずの時間になっても連絡来ず。

今日の朝は無事だったみたいだし（←えんぎでもない）まさか浮気とか？
と、なんだかもやもやして電話してみると、出ない。
うわーどうしよう…とちょっと泣きながらベランダにたたずんでいると
恋人から電話。

「ごめん気付かなかったー。電話しようと思ってたんだ～。どうした？」
と、まのぬけた声が。
…なんだよ。いつもと同じじゃねーかよ。涙返せ。



で、電話でいろいろ話して。
私が「一人でバスに乗って公園に行って、紅葉をみてきたよー」というと
「やっぱり休日が合うほうがいいよね。ごめん。」と
なぜか謝られた。
「クリスマスもお正月も、一緒にいたことほとんどないね。ごめんな。」と。

それについては今までも問題になったけど、解決したし
それはそれでいいって思えてるんだから、いいんだよ。
と言った。
別にものわかりのいい彼女を演じたわけではなく、そういう恋人を選んでいるのは私なのだから、謝ってもらう必要はないし。


今後のことを話して、私がなぜかとてつもなく不安に襲われて
環境が変わっても、私たちはかわらないでいられるかな、とつぶやいたら
「変わらないよ。　どこにいても、いつでも会いにいくから。」
と優しく諭すように言われて、ひさしぶりに涙がでた。


自分はもう、ちょっとやそっとのことじゃ心は動かないってわかってるから
恋人にもしそういうときが訪れたらと思うと怖くて怖くて

何も縛ることなんてできないのに、ここから動かないなんて無理なのに
今の場所の居心地がよすぎて忘れてたよ。


早く会いたいって何度も言う　何度も同じことを一緒に考える
それだけでいい。

良い酒は上質な酔いをもたらす。

女子三人で前々から行きたかったコラーゲン鍋屋さんに行ってぐつぐつと煮えたぎるコラーゲンを摂取、その後よく行くバーへ。カクテルなんて普段飲まないけど、ちゃんとしたバーで飲むとうまいんだよなー。

そんな充実気分で帰宅すると、オアシスの来日＆行きたかったライブの先行予約当選のおしらせが。わーわー。やったよー。



そんなしあわせの中で唯一、心がくもるのは
恋人から連絡がなかったこと。女子だね私も。
連勤だし、疲れて寝ちゃったんだろうけど。
明日には「メール返せなくてごめんね」って言ってくれるだろうけど。

浮気とかよりもまず、安否が気になる私。大丈夫だよねえ。

オアシスの来日もメールで知らせたし、元気になってくれるといいなあ。


会いたいな。

寒い帰り道を一緒にあるいていて、
恋人が「マフラーがほしいなー」と言ったので
「私は手袋がほしいなー。かわいいやつ。」と、普通に会話していた。

そしたらごはんを食べるために入ったファミレスで
「誕生日おめでとう。」と渡されたプレゼントの中に
手袋が入っていた。

メインは別のものなんだけど、
ふと目に留まって、手袋も買ったんだって。

すごいすごい！私さっき手袋ほしいって言ったよねえ？
とはしゃいでしまった。
しかも別に前からほしいって言ってたわけじゃなく、ほんとにさっきただ思って言っただけだったのに。

今まで恋人とは不思議な偶然がたくさんあったけど
こんなにシンクロしたのははじめて。


うれしいうれしい。ありがとう。

いつにもまして甘えモードな恋人が
私をぎゅーぎゅー抱きしめながら
「そばにいてね」
と、ぽつりと言った

「服を着てるといやだ」とわがままを言うので
服を脱いで、ふとんの中でなにをするわけでもなく
ただ肌と肌をくっつけたら
安心したのかすやすや寝入ってしまった


今週はもう一回会えるかなあ？
朝、寝坊してぷりぷり怒って恋人をしゅんとさせたので
（寝てないでちょっと片付けてよ！とやつあたりしたらしょんぼり肩を下げて灰皿きれいにしてた）
とりもどしたいなあ。


どうしてかいつも、気持ちが盛り上がるほどに
心は基本にもどってゆく。
好きだって思うよりも、ありがとうって感じるほうが多いような。


そばにいて　って泣きたいくらい願ってしまうのは私なんだよ。

二週間ぶりに会えたその日は、いつもと同じような日だったけど
夜が明けたら　あれ、昨日って特別な日だったんだ　と
恋人のやすらかな寝顔を見て思った。

久し振りのお互いの体を確認するようにセックスして
さあ寝ようとふとんに入ったら、あまりのあたたかさにあっという間に寝てしまった。

冬が近づくといつも願う。
このままずっと一緒にこうしていたいと思う。

違う人でも同じことを考えるのかもしれない
でも今このときに感じられる、血の流れるあたたかい体は彼だけで
それが恋人だということに　男女として会えたことに奇跡を見出せる。


ああ、もう、本当に溶けてしまいたい。

地獄の海外出張から帰還。
一週間で自由時間三時間ほどで泣きそうだったけど、自分へのご褒美にシャネルのオンブル エサンシエル（ラベンダー色）とディオールの新色グロスを円高ゲットして相殺。死ぬほどつらかった。

恋人は、日本にイズミがいないとさみしい…と弱弱しく言っていて
帰ってきてから電話して、私が疲れていたのもあって機嫌を損ねて
それでも電話をきったあとに「何も考えずにゆっくりしてね」とメールをくれたり。優しいねえ。

これから。これからがもっとふんばりどころ。
二人でがんばろう。

一緒にいよう。

彼が強くしなやかに、大きすぎず小さすぎない幸せを手に
いつも笑っていられるように
悲しいこともつらいことも全部力にして
彼が選ぶ旋律を心に　負けないように
いつもいつも祈ってる、離れてても会えなくても変わらない。

彼は私にとってたったひとりの人。

今週から仕事が忙しくて、二週間ほど恋人に会えません。
日本を離れるので電話もうかつにできない。うーん。
つい最近まで冷え冷えしていた気持ちはどこへやら。勝手だなあ私。

私が今の仕事を始めて／恋人が今のお店になって、
こんなに会えないのは初めてかもしれない。
前は一か月に1・2回くらいしか会えなかったときもあったもんなあ。

あのときは会えないことで喧嘩して、収拾つかなくて
嫌なこともたくさんあったけど、だからこそ今があるんだと思える。

今日読んだ本に
「別れは相手あるいは自分の意志で決めるのではなく
　ただ、時期が終わるというだけのこと」とあった。
人間の意志ではどうにもできないと。

人との出会いを、その時間を「時期」と一言で片付けるのはちょっと嫌だと思ったけれど、
なるほどなあ、とも考える。

どうして恋人と別れなかったか。
まわりのひとたちを羨んで、ぶつかりあって、言うべきでない・言われるべきでない言葉もでて
涙もたくさん流したのに。

辛くてもこの人との時間はまだ終わらないと思ってた。
もう駄目だろうって諦めの気持ちがでてきても、「本当にそうか？」と心の深い深いところを見ると、いやまだだ、って誰かが言った。



そうなんだ、もう、それだけで。


情と言ってしまえばそれまでだけれど、それだけじゃないつながりってあるんだろう。


今日の朝、いっしょに家を出てべつの方向の電車に乗った。
夜にきたメールには「しばらく会えないけど忘れないでね」とあった。

ああ早く仕事終わって私の部屋でゴロゴロ昼寝して、首のにおいをかぎたいな。
待ってて。

いやいや、さまざまな理由があって、結婚というものからさらに遠のきましたね。ふふふ。

同年代の女子からしたら私「四年付き合ってきた彼氏」にそこまで結婚を迫ってるほうじゃないと思うんだけどさー。ていうか他の女子だったら逃げてるよ？あんた。ってここで言っても。

年齢やらなんやら、気になるところはあるけれど、専業主婦になりたいわけじゃないからそんなに急いてない。
ただ、恋人が描く未来に私は居るのかと疑問に思うことがある。
聞けば当然「いるに決まってる」って答えが返ってくる。

そうじゃなくてー！って説明できることでもないし。

不安なわけじゃない。今は一緒にいられることがうれしいから、だいじに思ってくれてることがわかるから。

とりあえず、ゆっくりのんびりできる旅先を探しましょうかね。


＊＊＊


「絶対に」なんて今まで言わなかったし、聞いたことなかったのに
そんなふうに語気を強めて言われると　心からの言葉なのかと思うじゃないの。

理由はたくさんあるけれど至ってシンプルなこと
ただ会いたいから、会いに行くんだよ。

愛されてる　なんて傲慢なことはいえないけど
ああ、ちゃんとこの人の中に私は居るのね
ということが、はからずもしっかりとわかってしまった今

遅いかな？とても会いたいし、さわりたい。



私に何かあったらどうしようと
息巻いて心配して、いつもと違う大声をあげてなぜか怒って

「無事でよかった、会えてよかった」って

血が繋がらない他人のあの人に言ってもらえて

ただそれだけで私はしっかりとこの地上に生きていられるのだ。

会いたいなあ
と思ってたら
会えたのに
全然思い通りになんかいかない

最初は顔もみれずに
「ひさしぶり」って言われて　はい　って素気ない返事しかできなかった

飲み会はなつかしい顔ぶれでとても楽しかった。
帰り道に、なにか言いたかったけど
他にも人がいたし　その他の人たちと仲良くしてたから
帰りの電車でメールしたり　そのメール　消さなきゃって思ったり



ぶれる感情。

恋人からの着信に気付いたのはお店を出てからで、かけなおしても出なかった。

にじむこころ。

どうしてなんだろう。

あのひとと共有したものはあまりにも多すぎて
「もしも」の嫌なほうを考えると　手放さざるを得ないものが多すぎると思う。
それでもしたたかにやっていくんだろうか。

あの曲もあの一節もひとつの小さなリズムさえも飲み込んで。

とりあえず今何か言って欲しい。


＊＊＊


「もしイズミさえよければ仕事が終わった後会おう」

そんなふうに下手にでるような言い方をさせた

なんでもないふりして
返事がくるまで何度も携帯をひらいてどきどきして待ってるはず

解るのは私もそうだから

ごめん。

私は好きな人に何を求めているんだろうなあ。

今日も恋人にひどいことを言って悲しませた。

私が変わったのかな。
恋人が成長しないとぐずぐず言ってるだけで、本当は何もかもわかっていて
でも一人になるのがこわいから

認めたくない、そんな曲った思いは消したい　と考えるけれど


恋人は私をぎゅうと抱きしめて「さみしい」と言った。
嫌いになったの？もう嫌なの？と。

私は黙って首を振ることしかできない。


あの人の側にいたい。
他の誰かが運命の人でも　それに逆らってでも　私は彼が好きだと
胸を張って言いたい。


きっとしばらく会えなくなれば　また恋しがって　彼にふれたくなるんだ


＊＊＊

秋晴れどころか、ぎらぎらまぶしい日差しの中を恋人と歩く。

海沿いの太陽は容赦なく、それでも風には秋がまじっていて、芝生の緑と空の青にくらくらする。
恋人が上着を脱いで缶コーヒーを飲んでいる。
日陰のベンチに座って、観覧車に乗って高い高いところまで行く。

まだ外にいたいなーと思いながら、日なたと恋人の甘いにおいに溶けそうになって、今すぐあの部屋に帰って一緒にねむりたいなんて考えてしまう。

記念日の翌日。素敵で、良い日。



あの日、終わりなんて考えてなかった。
でもこんなに続くとも予想していなかった。
ただぼんやりと、これからこうしてこの人の隣にいるのだろうと思っていた。
あのおまつりの寒い日。初めて「恋人同士」になってデートした日。
手をつないだら無敵になったような気がした。


「イズミなら乗り越えられる」
そう思ってくれるのは嬉しい。弱い私なんて私だけが知っていればいい。
あなたがいてくれることで強くなれるのだもの。



なんだって怖くないから、隣で見てて。

好きだなんて、一言もいってくれなかったけれど。

「イズミの強くてたくましい、自分にはないものを持っているところをとても尊敬している。助けあって、励ましあって、一緒にやっていきたい。」

彼なりの最上級の愛のことばなんだろう。

本当はまだちょっと迷ってる。私の中の恋人への気持ちはどのくらい固まったのかわからない。

でも、向き合いたい。逃げたくない。

記念日がきて、五年目に突入。長いようなそうでないような。

当日は会えないけど、恋人が
「パーティーする？」とか言ってて笑っちゃった。

ありがとう。

恋人に会った。

恋人なりに考えて出したこれからのこと
私に嫌われないように頑張る　と
たくさん話をしてくれた。

私のために変われるの？
ときいたら
頑張ってみる　といってくれた

私は恋人に会うまで、言いたいこと頭のなかで考えて
よし　と思って、ごはんを作って待っていた。

でも恋人を目の前にすると　涙がでるだけで　なにもいえなくて

セックスをして一緒に眠ったけど
気持ちがどうにももどらない

朝もいらいらして、恋人を困らせた

前に進まなきゃと思うのに
なくなる　と思うと涙がでる

また笑える日が来る？
心から彼をいとしいと思える日が来る？

雨。秋の雨はさみしい。心がくらくなる。せめて晴れていたら。

頭の中もどんよりしてる。

話さなきゃ。

もやもやしてるのは嫌いだから　中途半端じゃいやだから
一人になるのは誰だって怖いよ

今が頑張るときだ。
負けないで　強く　しなやかに　生きるために


あなたが好きです。

恋人にひどいことを言ったし、言われた。

私は恋人が「今のお店が嫌だ」という悩みを
真剣に聞いてきたし、心から助言もしてきた。
その都度「わかった、やってみる。ありがとう。」と
前向きになってくれていると思っていた。

でも全然伝わってなかったみたい。
いつもいつも、仕事を終えてからの口調は同じ。
「なんか楽しい話ないの？」などと言う（これにはすごくカチンときた。だって自分から電話しといてつまんなそうにしてるのはそっちだろうと思って）

出張で疲れていたのもあって、私はついに　言ってしまった。

「いつまでもこのまま変わらないなら、
一緒にいられないと思うかもしれないよ」

恋人は。

「いつまで経っても俺が変わらないなら、それが不満なら
見切りをつけたほうが良い」

私はもう話をする気力をなくしてしまった。

もう寝る、おやすみ　と言って電話を切った。


喧嘩よりタチが悪い。
朝起きて、ああ私ひどいことを言ったなあ、謝ろうかなと思ったけど
しなかった。

私がいることで彼がいつまでも甘えて現状から脱せないのなら
離れたほうがいいのかもしれないと　真剣に考えてる。

もちろん身を切るようにつらいけれど

私という存在が　愚痴を言えるだけの　ただ甘えたいだけの存在なら
有意義なことなんて一つもない。

お互いに頑張れなきゃ一緒にいる意味がない。

冷めているとかそういうことではなく　はじめての感覚だ。
遠くから見ているような　そんな気分

どうなるのか、まったくわからない。

恋人と原宿から表参道、青山まで練り歩く。

少し暑かったけど、どうーしても秋の格好がしたかったので長そでで。
ぶらぶら歩いてると日差しがめちゃくちゃ痛かったよ！
散歩はもうちょっと涼しくなってからがいいねえ。でも風とうろこ雲は秋でした。

いつも近場でとどまる我々が表参道なんてオサレなところにいったのは、
ある写真展を見に行きたかったから。

そんな大きいとこじゃないけど、すげー良かったです。足を伸ばして良かった。
ボブ・マーリーとミック・ジャガーの表情が忘れられない。
写真であんなに心を奪われたのは初めてでした。
ポール・ウェラーの写真は恋人曰く「全部見たことがあるやつだった」そうで。メインぽかったのに残念だね。でも良かったー。感涙。

家路につく途中で私がいきなり機嫌を損ね、恋人にわるいことをしたなー。でもなんか嫌だったんだよなー。生理前だからかなあ。

部屋で昼寝して、恋人がさみしいさみしい仕事なんていきたくないと私にまとわりつく。体温が高い恋人の体をぎゅうと抱いてなだめる。お腹が痛かったのでセックスを禁じたら露骨に残念そうな顔。バカ。

ホルモンバランス乱調が抜けたら、もっと甘えさせてあげなくてはね。

仕事で嫌なことがあって電話してきた恋人。
話を聞くと、落ち込んでいるよりも憤っているようす。

お客さんとのやりとりで納得いかないことがあったと話していたけど
そうだね。でも君にもそういうところあるよ。
嫌悪感を抱くなら、直しな。
と、きついことを言う私。

私は恋人を甘やかすことができない。
「うんうん、辛かったねー」と言ってあげられれば良いのかもしれないけど
（そして自分がそういう立場だったらそれを望むけど）
その出来事があったおかげでひとつ勉強になったのだと、飛躍させてほしい。
平たく言うと「喚いてる暇があるなら成長しろ」ということです。

もちろん自分でもそう思っているのだ。とくに仕事に関しては。
何かあっても「無駄だった」と思いたくない。自棄にはならない。
なにがなんでも自分の血肉にしてやる、と。

しかし彼女としては可愛くないなあ。うむ。
恋人に「もしイズミと俺が同じ職場だったら、すごく嫌われそう」とかいわれたし。へへー。

たくましく、しなやかに生きて欲しい。
私にあなたがいてくれて、そう思えるようになったように。


＊＊＊


明日は昼間デート。買い物だー。金ないー。
晴れて気持ちがいいといいな。ゆっくりと散歩したい。

先週の日曜に会ったんだからそんなに日にちは経ってないのに、なんだかしばらく会ってない気がする。
やっとやっと手をつなげる！